だしと発酵、暮らしとデザイン

丁寧で本物の日本の次世代の食生活を提案する、ライフスタイルWEBマガジン

発酵を考える 丁寧に暮らす

ぬか漬けDays 〜ビーツ

投稿日:

久しぶりのぬか漬けの記事です。

先日、北海道の巨大キャベツを料理するイベントのお手伝いをした際に、ボルシチを作った際に使い切れなかったビーツをいただきました。うーん、どうしたものか。自宅でボルシチを作るのはなかなか時間もかかるし何か良い方法ないかなぁと思って、ふと目線の端に見えた糠床にロックオンされました。

おう、その手があった。

久しぶりにやっちゃいますか!ぬか漬け!

最近は寒くなってあんまりぬか漬けもやらなくなりましたが、床は生き物なので、基本毎日コネコネしながら、絶やさずに続けています。時々2日くらい忘れていると、表面に粉雪のような産膜酵母がフワーッと広がっていて、ヤバイヤバイとコネコネしながら繋いできました。

ビーツ、どうでしょうねー。舶来の外人さんを日本の温泉につけるような気分で取り掛かりました、 Don’t worry, be happy!

まずは皮をむきましょう。

おお、、赤いねー。どこまでも赤い。

そして、とてもみずみずしく美しい。

しかし、行くのだ!糠の布団へ。

待つこと2日間。

さて、どうなったかな。

ドゥーン。

ぎゃー、糠が赤く染まっとるー。

フグの卵巣をも無毒化する実力の糠はビーツの襲撃には勝てなかったのか。。。

ああ、、、

ひとまず、ビーツ君をお皿に。。

かなり水分は抜けた印象で、クニクニしているので、よく漬かっている模様。うん、いけるはず。

よく洗ったあとに、繊維に対して縦と横に切り分けてみて、食感の違いも試してみましょう。

そして、実食。

ボリッボリッボリッ。

う、うん。。。

そだね。

ビーツだね。。。

そのー、ビーツ独特の土のような香りというんでしょうか。好きな人は好きな感じかなと思いつつも、食感は、かなり歯ごたえとコシのある沢庵のようで、健康のためなら頑張って食べましょうかね、ご主人。と言った感じ。さっと茹でてから漬けても良かったかもしれません。

なるほどなるほどー。ビーツっすねぇ。ビートジェネレーションですわー。シェルタリングスカイな気分。(何を言っているのか自分でもよく分からない)

つまり、お好きな人はどうぞ。ってやつです。はい。

それにしてもこの赤い色素、凄いです。もう何かいけないことをして殺めてしまったくらいな台所となったのでした。

みーたーなー!

-発酵を考える, 丁寧に暮らす

執筆者:

関連記事

ぬか漬けDays 〜うどん

ひさしぶりに、ぬか漬けシリーズ。   以前、果物をぬか漬けにして、おえーだのキャーだの言って記事にしていましたが、私の心の師匠、Y山さんから一言 「果物なんてぬか漬けにしても美味しくないんだ …

重ね煮から見るダイバーシティ&インクルージョン

ダイバーシティ&インクルージョンという考え方が日本でもある程度浸透してきた今日この頃ですが、最近習い始めた重ね煮という調理法とそこから生まれる料理に関して、この価値感がリンクする思いがしました …

チャレンジ菌活♪ 〜玄米×豆乳=ヨーグルト〜

えー、日々、さまざまな発酵チャレンジは続けているのですが、玄米を使ったヨーグルト作り、実は連敗中なので、もう諦めて記事にしようと思います。 まず、我が家は、毎日のご飯は玄米食なのですが、 玄米って、そ …

ぬか漬けDays 〜メロン

久しぶりに糠漬けトーク。 久しぶりとは言っても、毎朝晩世話は欠かさず、コネコネしていていまして、生活リズムの一部になっています。 胡瓜だのカブだの大根だのといったよくある野菜はしょっちゅう漬けているの …

生きるってことは、つまり、臭いってことだ

今日はにおいの話。 とかく清潔で秩序ある世界を求めて行く現代社会みたいなムツカシイことを考えると、どうもくさいにおいというのは嫌われていく方向にあって、なるべく蓋をするべきもの、なるべく無臭になるべき …

だしと発酵、暮らしに関するヒントをデザインの視点を交えてお届けします。

2025年4月
« 1月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930