手前味噌や梅干し作りといった、日本の伝統的な調味料や保存食を自分の家で作るというのは、地方に住む方はもちろん、最近では都心に住む若い層にも広がりを見せて、コロナでおうち時間ということも相まって、ちょっとしたブームになっています。
自分でも味噌を作ってみたいな。って思ったことがある人は一人や二人ではないはずです。
そんな自家製調味料ももちろん素晴らしいし、美味しいのですが、私としては初心者の人にこそ、合わせ調味料を自作することをお勧めしたい。
合わせ調味料とは、「さしすせそ」の基本調味料を使ってそれらを組み合わせたり、出汁や柑橘などを加えてめんつゆやポン酢、焼肉のタレからナントカジャンといった、およそスーパーで売っているあらゆるタレ系を自分で作ってしまおうというもの。
実は基本調味料を自分で作るのは時間もかかるし、手間もかかる。さらにマンションなど気密性の高い住環境などで作る際には発酵がうまくいかなくて結局美味しく出来なかった。ショボーンということもしばしば。
そんなショボーンを一度でも体験してしまうと、もう二度とそういうことをやろうという気が起きなくなります。それはとっても勿体無いこと。
その点、合わせ調味料は基本的に合わせるだけ!
つまり完成品の基本調味料のおいしさを使ってさらに美味しくするという作業になるので、失敗が少なく満足度も高くなる傾向があります。
たとえば、出汁をガツンと効かせて濃厚な蕎麦つゆを作ると、市販のめんつゆではないような感動的なおいしさを味わうことができたりします。そしてもちろん完全無添加。使う材料は全て自分で選ぶわけですから、安心安全なのです。
(まあ、最近のユーチューバーとかで、無限ナントカの素みたいのを作るのに、うま味調味利用をガンガン使ったりするのも散見されますが、、まあ自分でやってみようっていう啓蒙としては良いので、ノーコメントにしておきます)
ということで、毎日出汁を取るのは面倒くさい。と言う方。
もちろんごもっともです。
なんなら、私も面倒くさいに一票入れます。
でも、ときどき一手間して、すんごい美味しいのがお家で味わえちゃうとしたら、その一手間はものすごく大事なこと。ときどきなんだから、まあ良いじゃん。我慢できるよ。
ということで、今回はコラム的な内容となりましたが、
自作ナントカをするときの最初のステップとしては、合わせ調味料を作るということを強くおすすめしたいと思います。その上でだんだんそういうのが楽しくなってきたら、自宅で発酵させるなど上級編に進んでいくと良いんじゃないかなと思うわけです。
さてさて、そんなおうちでやってみるのハードルを下げるウェブサイト「Milsule(ミルスル)」を当ブログを運営するくらしとデザイン舎があります。この秋も楽しい企画が盛り沢山になります。
ぜひこちらも定期的にチェックしてみてくださいね!(なんだ、宣伝かよww)