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だしについて

だしを濾す方法は何が良い? 1

投稿日:2019年9月22日 更新日:

 

みなさん、だし引いてますか?

日々やるのは、なかなかおっくうな作業ではありますよねえ。でもそれをひとつの楽しみの時間と意識を変えることができれば、かなり幸せ。みんなそういうマインドにならないものかと、日々考えています。

さて、そんなモヤモヤはさておき、私はだしを濾すときに、以前は安物のキッチンペーパーを使っていました。しかし、最近はもっぱらさらしで濾しています。キッチンペーパーですと、意外とすぐ目詰まりしてなかなか濾せなかったりすることも多く、ゴミも出るのでさらしに変えました。さらしはとても快適で何度も使えますし、目詰まりもしないのでお気に入りです。洗濯する手間はあるかもしれませんが、まあ便利です。

とはいえ、ちゃんと検証してみたことはなかったなと思いまして、実験してみることにしました。

 

素材を変えて、落ちるまでの時間を図る

ということで、今回は4つを用意。

左下は、100均で買ってきたキッチンタオル。右下はリードクキングペーパー。左上はさらし、右上は2重にしたざるです。

それぞれで検証していきます。

今回は、1リットルの水に対して、鰹節を25グラム用意しました。

85度になったら、一気に投入。2分ほど静置させました。

そして、鍋からざるにザバっと入れて、下のボウルに全部落ちるまでの時間を図ります。

ざばーっといれた瞬間からストップウォッチをスタート。

さあ、それぞれどうなったでしょうか!

まずは100均。27秒かかりました。まあまあ思ったよりも早かったような体感ではありました

続いて、リードクッキングシート。9秒35!ウサイン・ボルトを超えました。

おお、さすが、高い値段に比例して優秀。

次はさらしです。

さらにすばらしい5秒台を叩き出しました!!さすがです。やっぱりさらしが良いのです。

最後にざるを二重にしたもの。

なななななんと、さすがの最速2秒台。カールルイスもびっくりの速さです。まあ目が荒いから当たり前だ。

では、濾されただしはどうなっていたでしょう。

キッチンペーパーやさらしで濾したものは、すべて不純物もなく美しい黄金色。キッチンペーパーには漂白剤が使われているので、そういうのが溶け込んでいる可能性はありますが、見た目はどれも同じでした。

一方、ざるは、やはりすこしカスが残ってしまいました。妙に泡立っているのは、勢いよく下に落ちていったからでしょう。

結論

やはり、かかる時間、できあがった品質を考えると、さらしに軍配があがります。漂白剤の心配もありません。しかし、家庭の味噌汁など多少かすが入っていたところで何も問題無いようなお料理だったら、ざるを二枚重ねにしても十分OKとも思いました。

だし濾しって面倒臭いと思っている方がいらしたとしたら、ざるで濾してみるのをやってみるのはいかがでしょう。かなりラクチンな気がします。家にあるアイテムだけでも本格的なだしがあなただって簡単に出来るんですから。

一方、クッキングシートはだしガラをすてるときにそのまま丸めてポイっとできるのは便利ですが、やはり落ちるまでに時間はかかりました。秒単位でだしを引き上げるタイミングを計ってやるストイック派には、濾すときにかかる時間が加味されるので、そこは意識しないといけないかもしれません。

100均のキッチンペーパーもまあまあ許容な時間で濾せた印象はありました。

今回、昆布を入れずに鰹節だけでやったこともあるかもしれません。昆布を入れると、ヌメリがでて、それがキッチンペーパーの目に入り込んですぐに目詰まりして、何分も落ちなかったという経験もあります。

やはりさらし布はいいですね。

いま、だしと発酵、暮らしとデザインでは、1回分ごとに使える削り節と昆布のコンビネーションを楽しめるオンラインショップをスタートしています。

いまならさらし布もついてきますので、この機会に是非一度お試ししてみませんか?

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