知っている人にとっては当たり前でも、知らない人にとってはなるほどと思えるようなことをお伝えするミニコーナー。暮らしのTIPSです。
今回はスイカの美味しい切り方をご紹介。
スーパーなどで、よく上記のようにカットされた状態で売っているスイカを目にすること思いますが、みなさんはここからどのように切り分けていますか?
人によっては、下記のように切っていませんか?
実は、この切り方、甘さがカット面によって不公平になってしまう切り方なのです。
それはなぜかといいますと、
スイカは中心部分が一番甘く、外に向かって甘さが減っていくからです。
図解すると下記のようなイメージです。(わかりやすくするために写真をモノクロにしました)
つまり先ほどのように切ってしまうと、両サイドは甘みが少ない部分になってしまうということなのです。
では、どうすればよいか。
もうわかりますよね?
正解は、切ったときに、どのカットも中心を残すように切っていくのが良いのです。
考え方としては下記のようになります。
なるほどですよね。
しかし、このまま切ろうとすると実際は大きいスイカを相手に斜めに切りづらいので、次の手順をお勧めします。
まずは、真ん中から真下に切って半分にします。
このまま放射状に切っても良いのですが、ちょっと分厚いので、、、
縦半分に切って4等分にします。
もちろんこれで完成としても良いのですが、ちょっと大きいのでまだちょっと食べづらいし、偶数人数にしか対応できない。それに、もしも正確に4等分に切れなかった場合、あっちの方が大きいだの、私のは小さいだの、醜い争いが勃発し険悪な雰囲気になってしまう可能性もあります。そこで、ここからさらに放射状に切ってきます。
大きさによって、3等分でも4等分でも大丈夫です。
今回はこんな感じで3等分にしました。
盛り付けるとこんな感じ。
いかがでしょう。これくらいの大きさですと、結構食べやすいですし、種も取りやすい。それに、1つ小さいのを食べたあとに大きいのを食べたりといった自由度が生まれます。五人で食べてもなんとなくみんなそれぞれ食べた感が出ます。なにより周りの様子を伺いながら食べる量のバランスを取ることができるので、醜い家族間バトルが無くなり、子供に社会性を身につけてもらえる勉強にもなります。(←言い過ぎ)
と、くどくど書きましたが、この切り方ですと、どれを食べても甘い部分があって美味しいのです。
しかも何片か食べた後には、たくさん食べた感の充足感も生まれます。
そんなの知っているよ!という人は、スルーしてくださいね。
残りわずかな令和元年の夏。最後のスイカはみんなハッピーに美味しくいただきましょう。