知っている人にとっては当たり前でも、知らない人にとってはなるほどと思えるようなことをお伝えするミニコーナー。暮らしのTIPSです。
今回は、乾しいたけです。
乾しいたけは、出汁の旨み素材として素晴らしい一品ですが、実は健康食品としてもとても秀逸。
ちょっと調べれば続々と栄養素が出てきますが、今回はビタミンDに注目です。
このビタミンD、なんと乾しいたけを日に当てるだけで増えるんです。
ビタミンDは人間の体内でも作られるビタミンではありますが、それだけでは足りなく、食物からも取り入れる必要があります。あまり聞きなれないビタミンではありますが、カルシウムの吸収を促進する作用があります。ですので、骨粗鬆症などの防止に役立ちます。
もともと椎茸にはビタミンDはある程度含まれているのですが、日に当てるだけでその量が増えるというのですから、やったほうがいオトク!
ちなみに、ビタミンDは脂溶性ビタミンといって、油に溶け出しやすい性質がありますので、出汁として取り入れるのはもちろんのこと、椎茸本体そのものは、オリーブオイルで魚介と一緒に炒めて食べるなどすると、さらに吸収率が上がっておすすめです。
よく晴れた日は、お布団のとなりで、キッチンの引き出しにしまってある乾しいたけも干してみてはいかがでしょうか。太陽の匂いをたっぷり吸った椎茸とお布団は今日1日の疲れを癒す最高のご褒美になるでしょう。
もうすぐ梅雨入りの季節です。
晴れているいまのうちに、せっかくの椎茸のビタミンをアップして、健康な明日へ向かいましょう。