だしと発酵、暮らしとデザイン

丁寧で本物の日本の次世代の食生活を提案する、ライフスタイルWEBマガジン

だしについて 丁寧に暮らす

【時短】自家製だしパックのススメ

投稿日:

忙しい現代人。手間のかかる出汁なんかいちいち毎日取ってられるかー、というのが正直なところ。

顆粒だしを使えば、簡単にそれっぽく出来ちゃいますし、なんなら、冷凍食品やお惣菜を買って来てレンジでチンすれば終了みたいな便利がますます加速している今日この頃ですから、ますます出汁なんか取っていないという人が大半なのではないでしょうか。

でも、本物の天然素材をつかって作ったお料理って、すごく体に優しいですし、負担が少なく、添加物にまみれた日常生活において、ちょっと一息のオアシスになれるんじゃないかと思うんです。

しかし、そんな時間もお金も心も余裕がない。どうすれば。。。

そこで、おすすめなのが、自家製だしパック作りです!今日は我が家のリアルな日常のだしライフをご紹介します。

 

我が家は、休日は私がせっせと丁寧に出汁を引いて、ああでもないこうでもないと楽しくやっているわけですが、ふだんの平日は仕事が忙しいですし、奥さんも働いていますし、子育て真っ最中ですから、はっきり言って料理にかける時間というのは短ければ短いほど助かるというのが正直なところです。だから、丁寧に出汁をやっている暇なんて一切ありません。

しかし、自家製のだしパックを作るようになってから、手間はさほど増えずに、天然素材の優しい食事を取り入れることができるようになりました。

まず、朝の出かける前の3分で、その日の夜につかう出汁パックを作ってしまいます。

夜帰ってきたら、出汁パックを水を張った鍋に放り込んで火にかけて放置、他の料理を進めます。

適当に煮立ったところで、出汁パックを取り出して普通に味噌汁を作ります。

基本放置なので、何も手間はありません。こだわればきりがありませんが、日常使いは手抜きで全然OK.

朝の出汁パック作りがちょっと面倒なだけですが、そこも習慣にしてしまえば大したことはありません。

 

 

出汁パックの中の素材ですが、なんでもよくて、うちでは毎朝私がその日の気分で1回分をブレンドしています。

この日は、かつおの厚削り、さば節、干し椎茸、青口煮干し、真昆布。かなりパンチの強い出汁がとれるブレンドです。

ただ、こんなに使うことはめずらしく、たいていは2〜3種類をブレンドしておしまいです。

日によっては、煮干しだけの日もあれば、削りたての本枯れ節を贅沢に使うこともあります。完全に気分です。

 

で、出汁素材は、ミルミキサーにかけてしまいます。

今回は写真映えするように、別々にミキサーにかけましたが、いつもは一緒にしてガーーーってやっちゃいます。

で、これらをミックスして、オリジナルの出汁粉が完成するわけです。

完成した出汁粉は、100均で売っているお茶パックに入れます。だいたい20g〜30gくらいになるようにしています。

パックを織り込んでも良いのですが、煮出しているうちに中身が出てくるのを防ぐために、温熱クリップで閉じると密封できるので安心です。

(このクリップ、Yさんに教えてもらって、かなり重宝しています。なんでもクリップできるので超オススメです。安いのに万能!食べかけの袋でもなんでも密封できちゃいます)

 

これで自家製だしパックの完成です。

ミルミキサーにかけると、出汁が出やすくなりますが、風味も飛びやすくなるので、うちでは毎朝1回分を作っていますが、1週間分くらい作って密閉容器に入れて保存しておいても大丈夫だと思います。

 

 

こうして作った出汁パックは、混じりけの無い安心安全な出汁パックです。市販の出汁パックは、実は酵母エキスが入っていたり、塩が入っていたり、削り節のカスみたいなものの寄せ集めだったりしてとにかく品質は悪いものなのですが、自分の家でつくればそういった心配は一切ありません。

もちろん、昆布を丁寧に水出ししたあとに鰹節を加えて、みたいなことではないので、料亭のような繊細な出汁にはなりません。でも、ちゃんと美味しいですし日常の家庭料理には充分です。なにより安心安全。優しい。ヘルシー。ウルトラC。

 

私は常々ハレとケということを考えていまして、とにかく「ケ」を大事にするべきと思っています。人生の大半の時間は「ケ」の時間です。そこが充実したほうが、絶対に幸せになる気がするのです。年に数回しかない「ハレ」の日のために「ケ」をガマンするのはもったいないと思うのです。しかし、幸せな「ケ」を過ごすためには、負担があっては続きません。「ていねいな生活」は、毎日するのは正直大変。ほとんどの人が続かないです。だからこそ、なるべく簡単に続けられることを考えていきたいし、そのアイデアを啓蒙していきたいと思っています。その1つは自家製出汁パックだと思っています。

ミルミキサーが無ければ、削り節そのままと手でちぎった昆布を入れれば終了です。シーラーがなくてもぶっちゃけ大丈夫。出汁素材だって安い日高昆布と花かつおだけでも充分です。1000円もしないで1週間分の出汁パックがつくれます。経済的負担も少なくスタートできるのです。もちろんこだわり始めたら青天井。やってみて気に入ったらいろいろ揃えていくと良いでしょう。

 

だしパックライフ。あなたの充実した「ケ」にいかがでしょう。けっこう簡単に始められますよ!

-だしについて, 丁寧に暮らす

執筆者:

関連記事

【ジュワうま注意】出汁MAXいなり寿司

みなさん、いなり寿司好きですか? スーパーやコンビニで買うようなものですと、なんだか甘ったるいだけで、そんなに美味しくないですよね。かといって、お寿司屋さんに行ったらせっかくなら美味しいお魚のお寿司食 …

【イベントのお知らせ】出汁 × 発酵 × 僧侶 in 鎌倉

  ワークショップのお知らせです 2019年7月7日に鎌倉のクレインポートにて開催のワークショップイベント「乾しいたけの底力」。 当ブログを主催する私山根も主催者の一人です。今回はこちらのイベント内容 …

かつお節を巡るエトセトラ 4 〜賞味期限について

こんにちは。 ひさしぶりに、座学(?)の時間です。 今日は、かつお節の賞味期限についてお伝えします。 商品表示上、かつお節にもパッケージの裏面には賞味期限が書いてあります。 しかし、もしこの賞味期限を …

めんつゆをみんなで仕込む会 〜究極のめんつゆをつくろう〜

  だしと発酵、暮らしとデザインが主催するイベントのご案内です。   いままで味わったことのない贅沢な美味しさが口いぱいに押し寄せる、旨味のパラダイズをご自宅で! この夏は、最高級めんつゆで、自宅で食 …

かつお節を巡るエトセトラ 1 〜発酵の観点から

実は発酵食品!? はい、そうなんです。 正しくは、発酵の過程を踏んだかつお節が存在します。 かつお節は、大きく分けると、種類が二つありまして、一つは「荒節」、もう一つは「枯節」です。 その違いは、カビ …

だしと発酵、暮らしに関するヒントをデザインの視点を交えてお届けします。

2020年3月
« 2月    
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031