だしと発酵、暮らしとデザイン

丁寧で本物の日本の次世代の食生活を提案する、ライフスタイルWEBマガジン

発酵を考える 丁寧に暮らす

ぬか漬けDays 〜コリンキー

投稿日:

さて、今日のぬか漬けは、黄色いかぼちゃ、コリンキーです。

昨日、おすそ分けで頂きました。いつもありがとうございます。

僕、コリンキーというのは知らなかったのですが、生でもサラダ感覚で食べられるかぼちゃみたいで、2002年にサカタの種が開発した新種のかぼちゃです。いまがまさに旬なんだって。

レシピサイトを見てみると、サラダや炒め物はもちろん、浅漬けしている人も多いようなので、これはぬか漬けにも最適かも。

ということで、さっそく漬けてみましょう。

皮は鮮やかなオレンジ色。

パッと持った感じはかぼちゃそのもの。硬さや肌触りは、生で食べていいのかしらという感じ。

子供に持ってもらいました。

種はしっかり詰まっていて、ずしっとした感じ。

種はキレイに取り除きます。

皮は食べられるそうなので、下準備はこれだけ。簡単だ。

種を取り除くと、結構身が柔らかいことに気づく。なるほど、たしかにふつうのかぼちゃとはちょっとちがうね。生でいけそうな雰囲気がするする。

しかし、私はぬか漬け野郎。生で食べることなくさっそくマイ糠床へ、イン。

いってらっしゃい〜。

半日だと、ちょっと心配だったので、18時間漬けてみました。

じゃじゃん。

程よくクッタリして漬かった感じがします。オレンジ色の色はしっかり残ってみずみずしい。

人参を漬けてもそうなのですが、野菜のオレンジ色は、ぬか漬けでは色が落ちることが無いからいいですね。カロテンは乳酸菌に強いのかな。

キュウリとか、漬けすぎると、緑色が沈んで、いかにも古漬けっぽくなっちゃうから、そこにこういうオレンジ色が差し色で入ると、漬物盛り合わせにしたときに、とても良いです。

薄くスライスして、盛りつけます。

さあ、実食。

コリッコリッコリッコリッ。

おー!おいしい!

そして、食感も楽しい!

これは、アリだねー!!!

いままで、食べたことがあるようで、ないような、不思議な感じ。

コリコリするから、コリンキーっていうのかな。。それくらい、コリコリ感が良い。

食べ物って、味だけじゃなくて、見た目も食感も大事よねー。

改めてそこに気づかせてもらった食材でした。

と、ここで、ひとつ失敗。

そういえば、全部ぬか漬けにしてしまったので、普通に生で食べたらどんな感じだったのか、分らずじまい。しまったー。半分残しておけば良かった。

最近、珍しい野菜を持って帰ると、馬鹿のひとつ覚えのように、どんどんぬか漬けにしてしまう習性があるので、漬ける前に冷静にならないといけないなぁ。

コリンキー、どこで売ってるんだろ。

ひとまず、うちの近所のスーパーでは、ポリンキーしか売ってなかった。

次に出会ったら、サラダや炒め物してみよっと。

つづく

-発酵を考える, 丁寧に暮らす

執筆者:

関連記事

【ヒゲと芯】とうもろこしご飯を炊こう!

とうもろこしが美味しい季節になりました。 つい最近までヤングコーンが売られていたと思ったのに、早いものですね。 さて、そんなとうもろこしの旬の季節におすすめのご飯をご紹介。 簡単で美味しいので是非やっ …

アミラーゼとプロテアーゼ

アミラーゼとプロテアーゼ。発酵について少し知っている方にはよく聞くワードだと思います。今回はこれに関してのコラムです。 簡単にいいますと、アミラーゼは、でんぷんを糖に分解する酵素ことで、プロテアーゼは …

【イベントのお知らせ】出汁 × 発酵 × 僧侶 in 鎌倉

  ワークショップのお知らせです 2019年7月7日に鎌倉のクレインポートにて開催のワークショップイベント「乾しいたけの底力」。 当ブログを主催する私山根も主催者の一人です。今回はこちらのイベント内容 …

だしを濾す方法は何が良い? 2

みさなん、出汁取ってますか? 最近すっかり暑くなってきて、なかなか台所に立っているのも大変になってきました。 おだしを濾す作業も、楽しいのですが、手間といえば手間。そんなときに、今回は、ご家庭のデイリ …

天然か人工か、二極対立ではないのかもしれない話

出汁について深みにはまっていくと、かつお節であれば近海一本釣り、昆布であれば天然物、しいたけであれば原木栽培、といったふうに気持ちが流れていきがちです。 それぞれには、理由とか言い分があって、そういっ …

だしと発酵、暮らしに関するヒントをデザインの視点を交えてお届けします。

2025年12月
« 1月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031