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【ジュワうま注意】出汁MAXいなり寿司

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みなさん、いなり寿司好きですか?

スーパーやコンビニで買うようなものですと、なんだか甘ったるいだけで、そんなに美味しくないですよね。かといって、お寿司屋さんに行ったらせっかくなら美味しいお魚のお寿司食べたいですから、私はなかなか稲荷寿司頼まないです。だから、美味しいいなり寿司は普段は縁遠い存在。そんな人、けっこう多いんじゃないでしょうか。

しかし!だからこそいなり寿司は家庭で作るのがおすすめなんです。

家庭なら、出汁を存分に効かせることができます。外食だとそこまでやっちゃうと採算がきっとあわないですから、美味しいいなり寿司はむしろ家庭向きかもしれません。旨味MAXのお稲荷さんは、もうそれだけで立派なお御馳走!新鮮な刺身が無くたって、高級なお肉が無くたって、出汁さえ効いていれば、幸せ指数は上がりまくり。出汁の材料費なんてたかがしれていますから、こういうところにお金をかけるほうが、喜びが増すような気がします。(と信じてやまない)

さあ、出汁MAXいなり、行っちゃいましょう!!

【用意するもの】

●油揚げ:すきなだけ

●かつお節(厚削り):40g

●昆布:20g

●かつお節(本枯れうす削り):10g

●水:800cc

●醤油

●みりん

だいたい、出汁素材は普段の出汁の倍の量になります。

では、調理スタートです

まずは、一晩水につけておいた昆布に火を入れていきます。

60度を過ぎたら、昆布は取り出し、かつお節の厚削りを投入します。

コトコト弱火で20分。

かなり濃い出汁がでています。

この状態でもかなり良いのですが、ここにさらに、削りたての本枯れ節のうす削りを入れて、「追い鰹」します。

くーー。たまらん!良い香り!

そうしましたら、出汁を漉しとります。

湯引きした油揚げを用意。おなべに並べます。

出汁とみりんを入れて、一緒に、ゆっくり火を入れて行きます。あまりかき混ぜると油揚げが壊れてしまいますので、落とし蓋をするのがおすすめです。

どんどん煮詰めて、出汁が半分くらいまで行ったら、醤油を入れて行きます。これは味をみながら少しづつ足して行くと良いでしょう。ちょっと濃いめくらいが良いと思います。

これで、お揚げは完成です。

火を止めてから、ゆっくり冷まして、できれば一晩寝かせると、味がさらに染み渡り、しっとりしますので、時間があるときは、前日から仕込んでおくと良いでしょう。

翌日。

酢飯を用意します。

じっくり味がしみこんだお揚げさんに包んで行きましょう。

ここらへんの作業は家族と一緒にやったりしても楽しいかもしれません。

こんな感じでーす。

しまった。もっとお揚げさんをたくさん作っておけばよかった。

個数が稼げなかったので、1個あたりのシャリの量が多くなってしまいました。太っちょなお稲荷さん、いかにも家庭のお稲荷さんですね。

ちなみに関西では三角に包むみたいですね。でも、おにぎりは関西は俵型って聞きますし、なんだかいろいろ関東と逆なんですよね。相容れないものがあるのかしら。私はどちらも好きですよー。

さて、包む時のポイントは、出汁MAX稲荷なので、あまり絞らないでつゆだく状態で包んでいくこと。食べたときのジュワっと感がすごいです。吉野家でいうところのつゆだく状態です。

じゃじゃじゃじゃーん!

どうですかみなさん。

これ、見るからにうまい奴ですよ。

いただきまーす。←もう待てない

もぐもぐ。

おおお!じゅわじゅわーっと濃い出汁が口一杯に広がります。お揚げさんの油のコクと相まって、最高のマリアージュ!これは美味しい〜〜。誰だよ!いなり寿司なんて食べ物を考え出した人は!控えめに言って最高だ。ノーベル平和賞を与えたいぞ!

ちなみに、ひとつ難点を挙げるとすると、おかずがなにも要らないこと。

完成されすぎているので、これだけで満足感が充分に得られてしまいます。ああ、なんと幸せな悩み。

あと、うまみパンチが強いので、2つくらい食べるとけっこう心が満たされてしまいます。美味しいものは、ちょっとで良いんですよ。はい。たくさん食べたい人は、これをつまみに、白米を食べてもいいかもしれません。ってどんなやねん。

ということで、おいしいお稲荷さんでした。

みなさんもご自宅でいかがですか?

ポイントは、出汁素材をいつもの倍くらい贅沢に使って、出汁をたっぷり吸わせることと、あまり絞らないこと。

いままで食べていたいなり寿司の概念が変わるかもですよ!?

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