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発酵を考える

ぬか漬けDays 〜冬瓜

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本日のぬか漬けは、冬瓜です。

夏が旬のこの野菜、名前の由来は、確か、冬まで日持ちするから冬瓜だとかなんとか・・・

まあ、そんなトリビアはさておき、冬瓜。出汁野郎としては、やっぱり煮物にするのが一番でして、和風あんかけにしたりすると最高なんですよね。そもそも冬瓜自体にはあんまり味というかそういうのはないので、出汁を吸ってもらうベースの役者というふうに思っていました。お麩とか、高野豆腐とかと同じ部類の野菜版。

さて、今年はぬか漬けに参戦してもらいましょう。前回、瓜系のぬか漬けでゴーヤが失敗しましたので、今回は成功させたい。

どうなるかなー。

いざいくぜ!

 

じゃじゃん。ラグビーボールよりちょっと小さいくらいのずっしり重たい身が詰まった感じのする冬瓜をゲットしました。

まずは、一思いに一刀両断!うん。詰まってます。中の種を取り除いて皮を剥きます。

ふと、ここで、ネットで調べたら、この時期の冬瓜の皮は柔らかくて、皮も食べられるとかなんとか書いてあったので、ほんとか?と思いながらも、1片は皮付きのままにしました。

粗塩で揉み込んで、10分放置、余分な水分を出し、キッチンペーパーでふきとります。

いざ、ぬか床へ!

あ、なんだかんだ、失敗したら嫌なので、漬けるのはこの2片だけにしました。

右下の白いやつは、ぬか床の余分な水分をあつめられる魔法の壷です。これ、かなり便利です。

さて、24時間後・・・

冬瓜はうっすら半透明になり、柔らかくなっていました。まるで茹でたような感じです。ちょっと漬けすぎたかな?

さてさて、お味はいかに。

まずは皮付きを少しだけ切って食べてみました。

 

ゴリゴリゴリ。。

 

ペッペッ!なんじゃこりゃ。皮、堅くて食べられたもんじゃない!

あーダメダメ。全然無理っす。

もう、またネットの情報に踊らされたわ。

ということで、写真を撮る間もなく、皮はむいて捨て去りました。

んで、改めて気を取り直して、中身の漬け物をいただきます。

 

シャクシャク。

 

 

ほほーーーー。

んーーーーーー。。。。。

65点。

 

まずですね、やはり、この冬瓜。出汁を吸うベース野菜だけに、糠汁をよく吸っているんです。はい。

とにかく噛むと口の中にジュワッと広がりまくる糠ジュース。これ、好きな人は好きかもしれんのですが、たぶん、かなり玄人向け。食感は、アップルパイのアップルをちょっと固めにした感じです。想像つくでしょうか。

栄養的には、こんだけ糠汁を口一杯に飲まされるわけですから、乳酸菌たっぷり摂取ということで、きっと体にはいい予感。しかし、やっぱり、このジューシーすぎる糠汁は、なんというか、食べる人を選ぶなあ。。自分の家の糠床だから、まあ愛情もあるし気にならないけど、人の家のやつだったら、ちょっと厳しいかもなあ。なんというかほら、知らない人が素手で握ったおはぎを食べるのにちょっと抵抗があるのと同じ感覚?わかるかなあ。いろいろ人を選ぶ感じがします。,

あ、でも糠汁がめっちゃいい状態で美味しければ、必然的にこの漬け物もめっちゃ美味しいかもなあ。ということで、野菜に罪はなくて、ぬか床のクオリティにかなり左右される漬け物と思われます。

ということで、65点ということになりました。

(って、つまり、我が家のぬか床のクオリティが65点ってことでもあるのかな。うぐぐ。もうちょっとがんばらないと。。)

 

しかしまあ、こうして、いろいろ瓜系を漬けてきましたが、

改めてキュウリがメジャーになる理由も分かった気がします。

やっぱり、キュウリの密度と食感と香りと味の感じは、他の追随を許さないね。

やっぱ、キュウリが美味しいよ。うん。

と、散々やって、基本に戻る気がしました。

 

野菜にはそれぞれの得意分野があって、それぞれを一番おいしく食べる食べ方ってのがあるんだよねえ。

毎度毎度、勉強になりました。

 

しかし、野菜って結構たくさん種類あるよなあ。まだまだ漬けるべきものは沢山あるなあ。

 

このブログもまだまだ続くねー。

 

んでは、また。

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