だしと発酵、暮らしとデザイン

丁寧で本物の日本の次世代の食生活を提案する、ライフスタイルWEBマガジン

発酵を考える 丁寧に暮らす

ぬか漬けDays 〜トウモロコシ

投稿日:

さて、前回プチトマトで甘みと旨みが凝縮しておいしくなった経験を踏まえ、今日はトウモロコシを漬けてみようと思います。

程よく水分が抜ければきっと美味しさアップのはず。

事前にネットで調べると、トウモロコシのぬか漬けは人によって賛否両論のよう。やはり、自分の舌で判断するのが良さそう。

今回はお試しなので、ラップにくるんで電子レンジでチンしたものと、生のままのを2種類漬けてみることにします。

いざ、投入。

毎度変わり種を入れるたびに、ぬか床らしからぬかビジュアルに新鮮さを覚えます。

待つこと半日。

できあがりました。

左がレンチンしたほう。右が生。

見た目は左のほうが色が濃く、美味しそう。

お味はいかに。

まずはレンチンのほう。

いただきます。

もぐもぐ。

んーー。

微妙。

火が通っているせいか、糠の塩の浸透が良すぎたみたいで、トウモロコシらしからぬ塩辛さ。そして、甘みも押され気味。食感もふにゃふにゃしていて、トウモロコシのシャキシャキ感がありません。

なるほどぉ、、こうなっちゃうんだ。

こりゃあ、評価が悪いわけだ。。

次、気を取り直して、生のほう、行ってみましょう。

いただきまーす。

もぐもぐ。

お!

おいしい!

さっきと全然ちがう!

シャキシャキしているのに、甘さもしっかりあって、それほどぬかに浸透されすぎていないこのバランスが絶妙。

まるで、高級なあまーいトウモロコシを食べているようです。安物のトウモロコシのランクが二つくらい上がった感じがしました。

これは、もしかしたら、漬ける時間が非常に大事なのかもしれません。レンチンのほうも、もしかしたら、もっと早く上げていれば、全然違ったかもしれません。

今回、生が絶妙においしかったのは、漬ける時間が程よかったんだと思います。

こりゃあ賛否が分かれるのも無理がない。

かなり技術を要する食材なんだと思いました。

面白かった。またやろう。

-発酵を考える, 丁寧に暮らす

執筆者:

関連記事

醤油と名乗ることができなかった「しろたまり」インタビュー

今回は、動画のインタビューをご案内いたします。 ずっと以前にこのブログでも取り上げたしろたまり あれから、筆者の私もたくさんの人に会い、たくさんのお話を聞いてきました。 それでもなお、この方のお話とい …

めんつゆをみんなで仕込む会 〜究極のめんつゆをつくろう〜

  だしと発酵、暮らしとデザインが主催するイベントのご案内です。   いままで味わったことのない贅沢な美味しさが口いぱいに押し寄せる、旨味のパラダイズをご自宅で! この夏は、最高級めんつゆで、自宅で食 …

生しいたけのポテンシャルを、最大に引き出そう

あ〜、生しいたけの美味しさを最大限に引き出したい〜〜〜!!! それも理屈を重ねていくことで、誰にでも美味しくできる方法を編み出した〜〜い!!!! はい!今回も何を言っているのか、わからない人はこのウィ …

【コラム】戻れる現代、戻れない発酵

発酵の勉強をしていると、「不可逆」という言葉がよく出てきます。 そう、菌の活動による発酵のプロセスは性質上、逆戻りはできません。 たとえば、乳酸発酵した液が次にアルコール発酵し、酢酸発酵するという過程 …

【美味しいよ!】昆布嫌い撲滅計画 〜その1

今日は昆布のお話。   筆者は、いまでこそ昆布は大大大好きですが、 出汁を自分で取るようになる前までは、実は、昆布を食べるのは嫌いでした。 なんというか、磯臭い匂いと独特の口当たりが如何とも …

だしと発酵、暮らしに関するヒントをデザインの視点を交えてお届けします。

2025年12月
« 1月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031