だしと発酵、暮らしとデザイン

丁寧で本物の日本の次世代の食生活を提案する、ライフスタイルWEBマガジン

だしについて

めんつゆバカ一代 1

投稿日:

僕、めんつゆ大好きなんです。

出汁に目覚めてからは、さらにつゆ作りに余念がありません。

いつしか、最高においしいめんつゆを作りたいと思うようになり、試作を重ねている今日この頃です。

せっかくなので、この場で、その試作過程を公開していくことにしました。

ということで、本日は下記素材でめんつゆ作りに挑戦。

【材料】

  • 昆布20g
  • どんこ中2個
  • 鯖節20g
  • 煮干し20g
  • 本枯れ節20g
  • 水 1.2リットル
  • かえし

使う出汁の量を、とにかく多めに贅沢にしてみれば、うまいんじゃないかというのが今日のテーマ。

まずは、三時間ほど水に浸けておいた昆布と煮干しを火にかけます。

鍋肌に気泡が付き始めたら昆布を取り出します

鯖節を投入

別で戻しておいたどんこも投入

弱火でことこと煮出します。

めんつゆは濃いめに出汁が効いた状態が良いので沸騰もOKです。

火を止めたあとに、本枯れ節を投入。いわゆる、追い鰹ってやつです。本枯れは香りを、生かしたいので、火を止めてから。

さあ、濾します

すごく色が濃いです。

濃厚な出汁です。

そこに、3週間ほど熟成させた、自家製かえしを投入

4対1の割合で調合します

完成!特製つゆ。

今日は生そうめんを茹でます

完成。いただきまーす

うむ!うまい!香りとコクが濃厚で、なかなかのいいめんつゆになりました。

少なくとも、市販のめんつゆより圧倒的に美味しいつゆであることは間違いない。

しかし、まださらに上を目指したいので、戦いは続く。

to be continued

-だしについて

執筆者:

関連記事

味の素に聞いてみた。

本物を極める出汁野郎にとっては、「味の素」っていうやつは、まがいもので健康に悪くて味覚音痴になる、というケチョンケチョンの言われっぷりで目の敵にされています。 たしかに、本物の出汁と、ほんだしをお湯に …

なぜ関西は昆布の文化なの?

西の昆布、東の鰹節 東西の食文化の違いはさまざまありますが、だしに関していえば、西の昆布、東の鰹節と言われるほどベースが異なります。(もちろん、関東も関西も鰹と昆布をあわせてより奥行きのあるだしを取り …

ぬか漬けDays 〜乾しいたけ

いまひそかに、乾しいたけが熱い。(というのはまったく個人的な理由ではありますが) いずれにしても、いままで乾しいたけをぬか漬けにしたことは、意外にもありませんでした。 昆布を入れると美味しくなるとか、 …

2018年、出汁への愛を語る

大晦日の今日、無事に年越しそばも堪能し、最後まで濃い出汁の一年でした。 せっかくなので、一年を総括してみようと思います。   思えば、出汁なんて、日本人なら誰しも慣れ親しんだ味わいですが、 …

めんつゆをみんなで仕込む会 〜究極のめんつゆをつくろう〜

  だしと発酵、暮らしとデザインが主催するイベントのご案内です。   いままで味わったことのない贅沢な美味しさが口いぱいに押し寄せる、旨味のパラダイズをご自宅で! この夏は、最高級めんつゆで、自宅で食 …

だしと発酵、暮らしに関するヒントをデザインの視点を交えてお届けします。

2025年11月
« 1月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930