みなさま。明けましておめでとうございます。
しばらく記事の更新も随分と放置してしまっておりましたが、元気にしておりました。
本年もどうぞ宜しくお願いします。
さて、今年一発目の記事は、かつお節削り器を買うべき12の理由です。
みなさんにその魅力をお伝えしようと思います。
え?いちいち削って出汁なんか取ってられない?
ちょっとまってください、出汁取るだけがかつお節の魅力じゃありませんよ!
かつお節削り器を買うべき12の理由
1:TKG(卵かけごはん)に削りたてを入れると、悶絶するうまさ!
⇒卵かけごはん、美味しいじゃないですか。あれに削りたてのかつお節をパラリとかけますとね、もうね、さらに美味さか倍増してお茶碗2〜3杯は軽く行けちゃうくらいに美味しくなるんです。もうおかずも要らないくらい満足感がほとばしります。
2:お浸しに削りたてをかけるだけで、お店の味に!
⇒ほうれん草や菜の花など、日頃おひたしに袋に小分けになったかつお節を入れている人なら、削りたてが断然おすすめ!美味しいのは当たり前のこととして、小分けのパックを使い切れずに輪ゴムでとめて冷蔵庫にいれたりなんかしてしまったら、もう風味も飛んじゃって美味しくもありません。削り器があれば、そのとき使う分だけを削れるので美味しさを無駄にしません。
3:焼うどんにかけると、口の中がパラダイス!
⇒かつおのけずり節をかける料理の定番といったら、焼うどんがあると思いますが、あれも削りたてをかけてみると、もう大変なんです。口の中いっぱいにひろがる旨味と香りのハーモニーが、ここは楽園か?竜宮城か?と思えるほどの味に。庶民的な日常食のはずの料理がぐんと美味しくなります。
4:アイデア次第でお酒のつまみから逸品料理まで!
⇒たとえばクリームチーズに混ぜ込んで、お醤油をちょいとたらせば、もう立派なお酒のおつまみになります。ピザにパルメザンチーズの代わりにかけると、和洋折衷のあたらしい料理に変身。出汁や和食のトッピングだけでなく、アイデア次第でまだまだ可能性が広がります。しかも、それが削りたてっていうのがミソです。もう、ほんとに、全然別ものの美味しさですよ。
5:使う分だけ削れるから、実は経済的!?
⇒さきほど2の項目でも書きましたが、ちょこっと使いたいときには、数回シャッシャと削ればいいわけですし、しかもそれは削りたての香りと美味さ。最近はコーヒーやお惣菜、外食など、挽きたて、入れたて、揚げたて、作りたて、など「たて」がかなり市民権を得ていますが、削りたての美味しさ、まだまだ若い人には知られていないんじゃないかしら。
6:賞味期限は基本無し!かつお節が削り終わるそのときまで使えます
⇒週に1〜2回、ときどき思い出したように削って使う。そんな使い方なら1本で半年以上は楽しめます。食品なので一応賞味期限は明記されていますが、そもそもかつお節は保存食なので、基本腐りません。賞味期限ってものはありません。(実際、実家の台所の奥底に何年放置されたのかわからないかつお節が発掘されたのを削って食べてみましたが、全然大丈夫でした)もし仮にカビが生えてしまっても水で洗って天日に干しておけば結構復活します。1本あたり安いものなら千円台から、高いものでも4千円台。それで半年も削りたてを楽しめるなら、お安いものだと思いませんか?
7:削る音が気持ちいい♪
⇒我々の親や祖父母の世代でしたら、おそらく日常的に当たり前にかつお節を削っていたと思うのですが、最近はなかなか日常からは遠くなってしまいました。シュッシュッシュッとカンナの刃から薄く削られるかつお節の音、とってもいい音がするんですよ。
8:無心になる時間を過ごせる
⇒削る時に邪念があったり、考え事をしていたりすると、けずり節が粉になってしまったり、キレイに削れなかったりします。削るときは無心になって心を清らかにして削るとうまく行きます。ふだんそんなことをする場面が日常にはありません。(包丁研ぎくらいか?)でも、1日の中にそういう時間が持てるというのは、実はちょっと素敵な日常かもしれません。
9:子供に手伝わせると、夢中に
⇒もしお子さんのいる世帯でしたら、ぜひ削るのを手伝わせてください。カンナで怪我の心配もあるかもしれませんが、歯に対して垂直に削って行く分にはそうそう怪我することはありません。それよりも、削って行くその作業そのものが楽しく、子供は夢中になってやってくれます。毎日だと面倒くさがると思いますが、そもそも時々気が向いたときに使おう!っていうのが現代流のかつお節削り器の在り方だと思いますので、心配ご無用。
10:パーティーで注目の的に
⇒たとえば、お友達を呼んでホームパーティーをするとします。そのときに、オードブルの脇にけずり器をおいておき、ご自由に削ってお好きな料理に添えて食べてね!ってやったら、「え?なになに?これどうやってやるのー?」「わー、難しい」「あ、削れた削れた!」と、ちょっとエンターテイメント性が増して会話も増えること間違いなし。ポータブルだし、電源も不要ですから、外に持ち出すのだって簡単。
11:良品は一生もの
⇒かつお節削り器も、プラスチック製の安物から、しっかりした白樫製のものまで、ピンからキリまであります。高いものですと2万円オーバーなものもありますが、きちんとメンテナンスしていけば、一生ものです。だいたい1万円オーバーのものを買っておけばまず間違いないでしょう。高いと思うかもしれませんが、1〜2万円で一生ものが買えるなら、安いとも考えられます。(まあ、刃を研ぐのを大工さんにお願いしたりといった手間は定期的にありますけどね。)
12:なにより、かつお節が大好きになる
⇒かつお節、うまく削れるときもあれば、なかなかうまく行かない時もあります。今日はなんだか美味しいなというときもあれば、あれ、ちょっと魚臭い?酸っぱい?という時もあります。でも、それは工業製品ではないリアルな命の営みそのものだからこそのブレ。そういうことを生活の中に取り入れることができると、なんだか、「生きてる」っていう感じを強く思います。そんな対象としてかつお節に接していると、いつのまにかかつお節が大好きになります。
いかがでしたか?
今回は出汁を取るためのかつお節以外のメリットとして、削り器を持っていると良いことを列挙してみました。
かつお節削り器が旧時代的で面倒なものという認識を少しでも下げてもらえれば良いなと思いました。
おそらく、コーヒー豆を自宅で挽いて飲んでいるような価値観の方ならば、すぐに分かってくれる感覚だと思います。
しかもかつお節の使い道、けっこう幅広いので、いろいろ活用できますから、その広がりは無限大。
逆になんでみんな買わないのか不思議で仕方ないくらいです。
高くて買えないという方も、もしかしたら、親や祖父母に聞いてみると、実家の倉庫の奥からホコリをかぶった削り器が出て来るかもしれませんよ。
家庭で使うなら、そんなんでも良いんです。
大事なのは、削りたてをエンジョイできる楽しみです。
今年も、ますます削って行こうと思います。
みなさんもレッツ削り器!
かつお節で勝男武士だ!